南谷クリニックの「メディカルフィットネス・エムズ」マネージャー・松村亮介さん
豊中市の医療法人南谷継風会「南谷クリニック」は、2008年にメディカルフィットネス「エムズ」を開設した。医師がサポートしながら、1人ひとりに合った運動プログラムを提供する。通常のフィットネス会員のほか、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病や膝痛、腰痛などで通院中や治療を終えた患者ら約250人が利用している。
エムズのマネージャーを務める松村亮介さんは健康運動指導士で、医師の診断に基づき、個々の運動プログラムを作る。松村さんは「プログラムに沿った運動を継続すると、症状の改善につながる」と話し、「数値に変化が見られるまでは最低3カ月かかるが、1カ月で何らかの変化を体に感じる」と自信を見せる。体に変化を感じた瞬間、「目線が上がり、表情がいきいきしてくる。そんな姿を見るのが何よりうれしい」そうだ。
ただ、「実感してもらうまでの1カ月が大変」と苦笑いする。運動がもともと嫌いな人、苦手な人も多く、運動の良さをいくら伝えても、なかなか継続してもらえないのが悩みだった。そこで「会話」を多く取り入れた。「井戸端会議ですよ。話をいっぱいすることで利用者同士のつながりもでき、来ることに苦を感じなくなった人も多い」と笑う。エムズではヨガやピラティスなども取り入れ、楽しく運動できるようサポートしている。(進藤郁美)
【医療法人南谷継風会 南谷クリニック メディカルフィットネス・エムズ】豊中市岡町北1-2-4▽06-6841-5720▽http://www.minamitani-c.or.jp/
更新日時 2011/11/30