甲南大生とハロウィン・パーティー
ダウン症の乳幼児とその保護者が集まる子育てサークルが豊中市にある。名前は「ぽかぽか広場」。月に数回、歌ったり踊ったり、絵を描いたりしながら一緒に活動をしている。現在37組が登録していて、豊中市だけではなく、箕面市、宝塚市、西宮市などからの参加者が多い。豊中市の「ダウン症 親の会」のメンバー、田上和子さんが保育士の長谷川治子さんとともに1年前に始めた。現在は、豊中市市民公益活動推進助成金交付事業の1つになっている。
10月29日には、夏から交流のある甲南大学経済学部のゼミの学生らが、子どもたちのためにハロウィン・パーティーを開いた。22組の家族が参加し、子どもたちはとんがり帽子やマント姿に着替え、学生らとボール遊びなどを楽しんだ。田上さんは「親子で楽しく遊べ、地域の交流にもなった」と笑顔。ゼミを指導している石川路子(のりこ)准教授も「経済的問題解決への提案など、公共経済学のゼミとして、これからも持続的に協力していきたい」と話していた。 (早川方子)
更新日時 2011/10/31