蛍池小で、戦時中の味のすいとん
豊中市立蛍池小学校で8月5日、「平和登校」が行われ、地域の高齢者が作ったすいとんを食べ、戦時中の話を聞くなどして、平和の大切さを学んだ。
蛍池小学校では毎年、6年生が広島へ修学旅行に行く。この日は朝の全校集会で、6年生が原爆資料館などへ訪れたことを報告し、全児童が耳を傾けた。その後、地元の老人クラブ「延寿会」が戦時中の食べ物、すいとん汁をふるまった。4年生の辻直也君と西上魁人君は、すいとんをおいしそうにほおばりながらも、「今の時代がいい」「食べ物がないのは嫌や」。延寿会の山本タツ子さん(87)は、「戦時中はダシもなく、こんな贅沢なすいとんはなかったけどね」と、平和を喜び、ほほ笑んだ。(早川方子)
更新日時 2011/08/08