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豊中市内の飲食店が小学生考案のヘルシーメニュー販売

考案した「鳥だんごのスープ」を持つ川本誠也くん

 豊中市の小学生が考案した「ヘルシーメニュー」が28日から順次、市内の飲食店などで期間限定のメニューとして販売される。メニューは、豊中保健所と豊中市教育委員会が実施している「小学生メニューコンテスト」で昨年入賞した6品で、どのメニューも旬の野菜をふんだんに取り入れ、身近な食材で手軽に調理できるのが特徴だ。

 このコンテストは市内在住の小学5・6年生を対象に「野菜が多く使われている」「栄養バランスが良い」などのヘルシーメニューを考え、「食」について楽しく学び、考え、実践してもらうことを目的に2003年から毎年行われている。入賞した作品は学校や福祉施設の給食などに利用しているほか、2009年からは、メニューをより多くの市民に楽しんでもらおうと、同保健所が市内の飲食店に協力を依頼し、販売も行っている。

 服部元町1の総菜屋「デリカート」では28日、「鳥だんごのスープ」と「ゴーヤの白和え」が販売され、「鳥だんごのスープ」を考案した川本誠也くん(庄内西小学校6年)は、「家ではたまに料理の手伝いはしますが、実際にメニューを考えて材料の買出しや味付けをするのは大変でした。自分が考えたメニューがお店で売られるのはすごくうれしい」と話した。店長の真鍋光良さんは、「ゴボウ、ニンジン、ハクサイなど野菜もたっぷり入っている上、簡単に作れてお客さんに提供しやすいので採用しました。子どものころから食に関心を持ってもらえる面白い企画ですね」と話していた。

 デリカートでの販売は、29日まで。そのほかの小学生が考えたヘルシーメニューは、8月1日~31日には「菜園レストランNeNe」(新千里東町1)で、8月2日~31日には「ビストロ疋田」(本町4)で、8月11日~14日と25日~28日には「野菜とつぶつぶアプサラカフェ」(本町6)で販売される。また、8月1日から「浪花とんこつらーめん村」(中桜塚3)では、定番メニューとして登場する。=情報提供・豊中市(礒野健一)

デリカート ビストロ疋田

更新日時 2011/07/28


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