このエントリーをはてなブックマークに追加

編集長のズボラ料理(693) ピーナツのオリーブオイル炒め

ちょっと焦げすぎたかも。焦げすぎに注意

 ビールには、柿の種が最強のあてだと思う。特に旅行の電車の中や、宿の部屋で飲む時は。もちろん自宅で飲む時も、困った時の柿の種である。
 柿の種には、おかきとピーナツのどちらが好きか、という昔からのテーマがある。柿の種だから、種の形のおかきが主役には違いない。それなら、柿の種型おかきだけを食べればいいのだが、そんな単純なものではない。
 ピーナツの存在もあなどれない。ピーナツがあってこその柿の種だと主張する人も多い。実に奥深い食べ物といえる。どちらに重きを置いて食べるべきか、それが悩みの種である。
 自宅近くのスーパー「近商ストア」のお菓子の売り場に、「生活志向」の商品を集めたコーナーがある。1袋100円弱だから、気軽の買える。そこでビールのあてに、柿の種を入手する(商品名は「柿ピーナッツ」)。これは柿の種にもピーナツにも顔を立てた商品になっている。
 生活志向のズルイところは、柿の種に似た「つぶあられピー」も置いていることだ。このおかきは柿の種型ではないが、明らかにおかきの方に力を入れている。しかも、2つの袋は隣同士ではなく、少し離れてて置いてある。
 僕など、まんまと作戦にひっかかる。2つが並んでいれば、両方を見比べて迷った後で、どちらかを選ぶ決断するだろう。ところが、離れていると、まず目についたものを買い物かごに入れる。
 2、3歩進むと、もう片方が目に入り、つい手が伸びる。前のものを棚に返すわけにもいかず、結局は2つとも買って帰ることになる。「おかきかピーナツか」のテーマで迷える層を明らかに狙っている。
 つぶあられピーを食べながら、ビールを飲んでいた。おかきの方に魅力があるので、ピーナツが残っていく。そこで考えた。残ったピーナツ単独で、ビールのあてを作ろううと。
 フライパンにオリーブオイルを少し入れ、ニンニクのスライスを加えて熱する。ニンニクがきつね色になったら、取り出しておく。できたニンニクオイルでピーナツを炒める。茶色に焼けたら取り出し、ニンニクスライスと一緒に皿に入れる。を
 今回はつぶあられピー食べてる途中で方向転換したので、できた量は少なかった。柿ピ-ナッツの方も使えば良かったと後悔している。両方とも買っているのだから。(梶川伸)2023.10.23





更新日時 2023/10/25


関連リンク