片岡・豊中市議会議長 手作り弁当を毎朝持参
豊中市初の女性市議会議長として選ばれた片岡潤子さん(公明党)は議員生活12年、4期目の61歳で、今でも毎朝、自分で弁当を作る。
「外食ばかりだとカロリーが気になるから」と恥ずかしそうにほほ笑んだ。
1973年に大阪市淀川区から転居した。住居の建て替えに伴った1年限りの仮住まいのはずが、交通の便のよさ、庶民的な雰囲気がすっかり気に入り、以来、豊中市に住んでいる。
結婚してから主婦をしてきたが、2人の息子の子育てが終わった49歳の時に「世話好きが高じて」市議に立候補。主婦時代から学校のPTAや地域のボランティア活動に積極的だった。
「人が好きなんです。とにかく人と交わって何かの役に立つのが1番の喜び」
議長に選ばれたことで公務が増え、街頭に立つ機会が減ったのは悩みでもあるが、1人でも多くの市民に議会を傍聴してもらうのが議長としての目標だという。
「女性ならではの親しみやすさと庶民感覚で市議会をPRしていきたい」
笑顔になると、丸顔がよりふっくらして見えた。(早川方子)
更新日時 2011/06/03