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渡邉・池田市議会議長 息抜きは手作り人形劇

17歳と14歳になる2匹の愛犬の散歩が日課。猪名川河川敷を2キロ歩く。「夏の朝5時の猪名川が好き」

 池田市議会の70代目議長に選ばれた渡邉千芳さん(市民クラブ)は、初めて議長選挙に名乗りをあげ、その椅子に座った。「池田市の将来を見据えた議論ができる議会にしたい。改選後、4会派から6会派に増え、調整が大変だが、円滑な議会運営に努めたい」と抱負を語る。

 関西大学法学部卒業後、市の職員に。国民健康保険などの社会保障制度に携わり、13年間の勤務を経て、45歳で政治の世界へ身を投じた。初当選は1999年。議員生活は4期目に入った。

 池田独特の地域分権政策は「市民の10%が賛同して、初めて成功と言えると思うが、まだ足りない」と市への注文を忘れない。小中学校一貫教育については「20年後を見据えた議論が必要」と訴える。

 多忙な公務の息抜きは人形劇。「脚本を書き、人形を作り、芝居する。1人で全部できるところがだいご味。自分の世界に浸るのも楽しくて、脚本は50本ぐらい書いた」。人形劇は大学時代に始め、各地へ出かけて公演したこともあった。「今は遠出する時間がなくて」と残念がる。人形劇の話を始めると、「議長」としての真剣な表情が柔らかくなった。

 (進藤郁美)

池田市議会 渡邉千芳さん

更新日時 2011/06/09


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