83.7MHz FM千里の声③中村鋭一さん
◆「鋭ちゃんのダイナマイト・トーク」担当(土曜日16時半~18時)
1951年11月11日、民間放送ラジオがスタートした時の第一声を、朝日放送アナウンサーとして発する。「それから約60年間、国会議員時代も含めて、ずっとマイクの前でしゃべり続けられたのは幸せ」と話す。
1971年から「おはようパーソナリティー中村鋭一です」が始まり、阪神タイガースが勝つと六甲おろしを熱唱したことで、絶大な人気を博す。「当時は関西も巨人ファンの方が多くて、『中立でなければならないアナウンサーが、一方的に阪神の肩を持つのは何事だ!』と抗議が殺到した。でも、生まれついての阪神ファンだから仕方ない。優勝を逃したら丸坊主になると公約したのも僕が最初。同志24人と一緒に丸坊主になって、そのまま600人のファンと一緒に球団事務所に抗議のデモをしに行ったよ(笑)」
吉田義男、小山正明といった往年の名選手とは、50年来の親友。「当時はみんな20代で血の気も多く、ここじゃ言えないことも色々あったよ」とニヤリ。
千里で40年以上暮らしており、愛着も深い。「万博が行われた当時は、丘陵を切り開いた人工的な街と言われたけど、それから40年。万博公園の自然文化園に流れる人工の川にも、蜆がいたりたくさんの野鳥が見られる。もう、千里はずっしりとた歴史を持つ、自然豊富な街。ここで生まれ育った人にとっては、故郷と呼ぶにふさわしい街になっているね」(礒野健一)=コミュニティFM千里木曜日午前11時からの番組でマチゴト豊中・池田の記事を紹介する「まるごと・マチゴト」も放送
更新日時 2011/05/26