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活動活発 豊中ママさんバレー

熱戦を繰り広げる「てしまA」の選手(手前)

 豊中市はバレーボールが活発だ。豊中市バレーボール連盟は▽6人制一般男子▽6人制一般女子▽9人制一般男子▽9人制一般女子一部▽9人制一般女子二部に分かれている。一般女子二部は、いわゆる「ママさんバレー」とも呼ばれるグループで、53のチームが所属する大所帯。選手たちは楽しみながら、競技会で汗を流している。
 二部のネットの高さは2メートル5センチで、一部よりも5センチ低い。連盟副会長で二部に所属する「てしまA」の監督、森田美千代さんは「二部は一部に比べ、技術レベルの要求度はやや緩く、年齢もどちらかというと高い」と話す。
 チームは6つのランクで競い合う。春季大会と秋季大会を開き、各チーム2試合ずつ戦い、勝敗、得セット数、得点で順位を決める。成績によって、ランクの入れ替えもある。そのほかに夏季大会、市民大会、北摂サントリー・レディーズカップバレーボールなど、競技会は盛りだくさん。
 選手は19歳から76歳までと幅広い。小、中学校の体育館で週1回の練習が普通だが、中には週3回をこなすチームもある。
 森田さんは大学時代、6人制で活躍していた。結婚してバレーから離れたが、PTAのメンバーに誘われ、9人制を始めた。「コートに選手が多いので、思い切り打っても簡単に返されることもある。選手それぞれに役割があり、みんなの力で勝負する面が強い。1人じゃないんだ、とやっと分かってきた。奥が深い」と語る
 てしまAのメンバーは12人。杉浦加代子さんは28歳からバレーを始めた。「初心者でもできる。下手は下手なりにできる。サーブなど得意なものがあればレギュラーにもなれる」と、面白さを表現する。小学校からバレーボールをしていた娘の潔美さんを「チームを強くため」に引き込み、親子で楽しんでいる。
 今年からキャプテンを務める長内利江は「個人個人の性格をわきまえたうえで、レベルが違うのを認め合っていくと強くなる」と、ママさんバレーの真髄を話している。(梶川伸)

豊中市バレーボール連盟

更新日時 2011/03/31


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