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とよなか防災アドバイザー派遣制度始まる

 豊中市は「とよなか防災アドバイザー派遣制度」を始めた。地域の自主防災力を向上させるため、気象防災アドバイザーや防災士などの防災の専門家を、自主防災組織や自治会などに派遣する。
 アドバイザーは、気象予報士会の防災啓発事業の統括者や気象庁に27年間勤めて
いたOB、ラジオ放送での気象解説をしている気象会社の現役社員など現在4人。校区自主防災組織や自治会、PTAなどから派遣要請を受け、地区防災計画や避難訓練のシナリオ策定、気象情報の上手な使い 方、地震や津波といった災害への対応などについて講義や助言を行う。 豊中本市危機管理課は「近年、全国的に水害リスクも大きくなっている中、防災気象情報など、専門性のある人材を地域に派遣することで、校区自主防災組織等が地域の特性に応じて、より組織的な防災対応 を図れるよう本制度をもとに支援していきたい」としている。
 派遣要件は①防災意識を高めることを目的とする研修会など②校区自主防災組織、自治会、管理組合、PTAなどが主 ③対象となる研修会などの参加者が25人以上④1 回につ2時間以内 。
 とよなか防災アドバイザーは次のみなさん。
・上田博康さん 【資格等】気象防災アドバイザー、気象予報士、防災士、地球温暖化防止コミュニケーター 電力会社の研究開発部門に所属。また、公益財団法人でエネルギーや防災分野研究者の支援を行う。
・木村司さん 【資格等】気象防災アドバイザー、気象予報士、防災士、熱中症予防指導員 気象会社でラジオ放送での気象解説をしており、天気予報や注警報などの気象情報を分かりやすく 解説。
・楠木英典さん 【資格等】気象防災アドバイザー、気象予報士、防災士 気象庁に 37 年間勤務。洪水や土砂災害、地震、津波などへの対応や避難のほか、地区防災計画の 策定などのアドバイスを行う。
・三橋功さん 【資格等】気象防災アドバイザー、気象予報士、防災士、ひょうご防災リーダー 元気象キャスター。近畿地方を中心に 100 回以上講演を行い、気象情報や温暖化防止などの啓発を 行っている。
=情報提供・豊中市2019.12.14

更新日時 2019/12/14