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心にしみる一言(199) 子どもたちは弓矢が上手に作れない、ひもを結べない

チョウチョウ結び

◇一言◇
 子どもたちは弓矢が上手に作れない、ひもを結べない

◇本文
 子どもたちは間もなく、楽しい夏休みに入る。そこで思い出したことがある。高松市で仕事をしていた時、PTA活動をしている男性から聞いたことだ。話の中に、上記の言葉も入っている。
 高松市の栗林小学校の5年生は、香川用水の源流域にあたる高知県大川村で、1学期の終業式をした。その後、子ども供たちと狩りの遊びをしし、3つのことに気づいたという。
 狩りの遊びの道具として、子どもたちは弓矢を作った。気づいたことの1つは、木に穴を開けるキリを、子こどもたちが知らないこと。
 2つ目は、ひもを結べない。「まさか」と聞き返したが、大部分がそうだと話した。確かに、チョウチョウ結びは幼い子にとっては、結構難しい″技”だったような思い出がある。しかし、俗に男結びという結び方は、″技”など必要なかったと思うが。
 3つ目は、弓矢のイメージが子どもたちにないので、竹にひもを張る度合いがわからない。子どもたちは、竹を曲げたり、しならせることをせずに、ひもを取り付けようとしたそうだ。これでは、矢が飛ぶはずがない。
 それから20年あまりたつ。今の子どもたちはどうなのだろう。この傾向が進んでいるのか、スマートフォンで調べて作ることもできるので、全く困らないのか。(梶川伸)2019.07.17

更新日時 2019/07/17


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