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豊中市が「教育及び文化の振興に関する総合的な施策の大綱」を策定

 豊中市は「教育及び文化の振興に関する総合的な施策の大綱」を策定した。教育文化先進都市をめざした取り組みを進めうえで、教育の目標や施策の根本的な方針となる。
 長内繁樹市長や岩元義継教育長、5人の教育委員会委員(学識経験者2人、保護者代表1人ほか)からなる総合教育会議を8月から3回開催して策定した。市民や地域の各種団体、事業者である企業や NPO、大学などとの協働のもと、すべての子ども・若者が自分の人生を切り拓く力を育み、誰もが豊かな人生を送ることができる環境づくりに取り組むことを定めている。
 大綱は、子どもを真ん中に、誰もが輝き、夢と希望にあふれる未来を創るとし、小学校全学年の35人学級編制や、庄内地域の小中一貫校などを推進などを盛り込んだ。
大綱は市ホームページや市政情報コーナーで見ることができる。大綱の概要は次の通り。

<基本理念>
 子どもを真ん中に、誰もが輝き、夢と希望にあふれる未来を創造します。
<方針>
1.すべての子ども、若者が自分の人生を切り拓く力を育む 子どもたちが育ち、学び、そして自立できるよう切れめのない支援を行います。
 (1)学校教育を充実する 小学校全学年の35人学級編制や、庄内地域における小中一貫校の特色ある教育、ICT活用などを進め、子どもたちの学力・体力・人間力の向上を図ります。また、学校施設の改修、改築、長寿命化などを計画的に進め、学習環境を充実します。
 (2)学校園家庭、地域で子どもたちを育む 学習機会や体験活動など子どもの居場所づくり、世代間交流の促進や担い手の育成など、市民力や地域力をいかした家庭教育支援や地域教育支援を進め、学校園、家庭、地域の連携を促進します。
 (3)若者の自立を支援する 誰もが社会の一員として活躍できるよう、就学や就労、社会参加などを進める取組みを行うとともに、学生から社会人への移行期の支援や、困難な状況に直面している若者への支援に取り組みます。
2.誰もが豊かな人生を送ることができる環境をつくる 誰もが学び、健康で生きがいをもって暮らせる場や機会の充実を図り、社会で活 躍できる取組みを進めます。
(1)生涯学習を充実する 多様な学習機会の充実や、学びの成果を生活課題や地域課題の解決に向けた取組みに活かすための場や機会づくりを進めます。また、次代の地域を担う人材づくりを進めます。
(2)文化芸術・スポーツを推進する 文化芸術活動を充実させ、歴史・文化遺産を大切に受け継ぎ、魅力あふれる市民文化の創造に取り組みます。また、生涯を通じて健康で生きがいをもって暮らせるよう、市民がスポーツできる場や機会の充実を図ります。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2018.11.27


更新日時 2018/11/27