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ちょっと味見を(1404) 納豆餅

納豆餅

 京都府右京区の常照皇寺に紅を見に行ったことがある。参道で見つけたのが、納豆餅だった。
 簡単に書けば、豆餅の豆が納豆に変わったもの。このあたりの郷土料理らしい。
 インターネットで調べてみると、光厳法皇(1313~1364)が、丹波山の常照寺(常照皇寺のこと)で修行をしていた時、村人たちが新藁(わら)の苞(ほう)に煮豆を入れて献上したところ、日々食べているうちに糸を引くようになり、やがて「鳳栖(ほうせい)納豆」と呼ばれるようになったとか。
 この納豆が餅に入っている。すでに乾燥しているのでネバネバしているわけではない。しかし、餅を焼いて食べると、焦げた納豆のうまみを感じる。(梶川伸)2018.11.29

更新日時 2018/11/29


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