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徘徊行動のある高齢者の新たな見守り支援事業を4月スタート

事業の流れの概念図など

 豊中市は、徘徊行動などで行方不明になった高齢者を、より早く発見・保護するために、4月に「高齢者みまもりあいステッカー利用支援事業」を始める。ステッカーとアプリを利用した事業を自治体が導入するのは、関西で初めてです。
 徘徊行動のある高齢者の顔写真や名前などの情報を登録した家族などに「みまもりあいステッカー」を配布。徘徊行動のある高齢者の衣服や持ち物に付けてもらい、発見した人からの通報により早期の保護につなげる。また、発見者と家族はお互いの連絡先などの個人情報を出さずに直接連絡を取ることができる。
 また、家族などが徘徊行動を確知した場合は、ステッカーに記載のID番号を活用した無料のスマートフォンアプリ「みまもりあいアプリ」の捜索機能で、最大で半径20キロメートル圏内にいるアプリの登録者に対して、当事者の写真や 特徴を載せて捜索協力の呼び掛けることができる。
 対象は豊中市内に住民登録のある65歳以上、または第2号被保険者で、次のいずれかの要件に該当する人 。
・認知症の確定診断が出ている人
・過去に徘徊をしたことがある人
・「認知症高齢者の日常生活自立度」(認知症の人にかかる介護の度合いを分類したもの)がⅡa以上である人
・今後、認知症の医療受診を検討している人 ・その他理由により、必要と認められる人
 利用料は年間利用料3600円、初期費用2000円。
=情報提供・豊中市(梶川伸)

更新日時 2018/03/30


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