このエントリーをはてなブックマークに追加

豊中えびす祭を前に福笹付け始め式

福笹付け始め式

 「足の神様」として知られる豊中市服部元町1,服部天神宮(加藤芳哉宮司)で1月6日、豊中えびす祭(9日~11日)を前に、福を呼び込む縁起物を笹に取り付ける「福笹(ふくざさ)付け始め式」が行われた。金烏帽子(きんえぼし)を着け、 白い千早を羽織った4人の福娘と、赤いブレザーを着た24人の福娘が、福箕(ふくみ)やサラエ(熊手)に鯛や大判・小判、俵の飾り物など10種類の縁起物を1つずつ取り付けていった。8日までに福笹1万本、サラエ6万本、福箕5万本、福俵1万個などを準備する。
訪れる参拝者の商売繁盛などを祈願する祭りで、1951年に始まり今年は67回目。9日に宵えびす、10日に本えびす、11日に残りえびすが行われ、約35万人の参拝客が見込まれている。期間中、毎日午後2時から著名人による「福餅授け」が行われ、10日にはラジオパーソナリティーの浜村淳さ んをはじめ、フリーアナウンサーの梅田淳さん、日本サッカー協会顧問の釜本邦茂さん、宝塚歌劇団星組の彩園ひなさんと羽玲有華さんらが参加。3日間で3万個の福餅が用意されている。
福娘は、18歳から25歳までの女性を対象に毎年公募。今年は全国から約600人もの応募があり、35人が選ばれた。大学生が多い中「地域交流に貢献したい」と服部天
神宮近くの会社に勤めている人もいる。
 1997年からは、日本の伝統文化を知ってもらい国際交流の橋渡しになればと外国人の福娘も選ばれている。今回は、ルクセンブルク出身の留学生ローレンス・グロシュさん(箕面市)が選ばれ、「新年を迎えて初詣をしたり、祭りで盛り上がったりするのは日本の素晴らしい文化。福娘に日本文化を学びたい」と抱負を語っていた。また、「豊中えびす親善大使」に選ばれた内村早紀さん(上野西)は、「以前福娘をした経験を生かして、InstagramなどのSNSで情報発信を行い、祭を盛り上げたい」と話している。
加藤宮司は「今年は豊中えびす神社の社殿を建て直して初めて迎える祭りです。福娘発祥の地でもある服部天神宮にぜひお参りください」と話している。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2018.01.06

更新日時 2018/01/06


関連地図情報