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豊中市が南部コラボセンターと施設一体型小中一貫校の 一体的整備を開始

 豊中市は9月定例市議会に、南部地域における市役所出張所や図書館、保健センターなどで構成する複合施設「(仮称)南部コラボセンター」と、 「施設一体型小中一貫校」の一体的な整備に関する補正予算案を提出し、市議会は9月27日に可決した。 市はこれら施設の整備にとりかかり、地域の魅力を高め活性化を図る。
 整備期間は2017年度から2019年度。南部コラボセンターの基本設計・実施設計業務の限度額は6000万円、施設一体型小中一貫校の基本設計・実施設計業務の限度額は1億円。市は11月から、両施設を一体的に設計する事業者を公募。センター開設と学校開校はいずれも2022年度の予定。

【(仮称)南部コラボセンター】・豊中市南部地域には、市役所出張所や図書館、公民館、保健センターなどの施設がさまざまな場所に 設置されている。これらが有する機能を1カ所に集約するとともに、子育て支援機能や、隣接地に建設する施設一体型小中一貫校のなど学校と連携して教育環境を充実する ために整備する。
◇計画概要
・建設候補地:豊中市立第六中学校敷地内 北側約50005平方メートル(庄内幸町4-29-1) 
・開設予定:2022度
・建物:地上4階▽建築面積・約2500平方メートル、延床面積・約8400平方メートル
◇機能配置
・市役所庄内出張所、庄内公民館、庄内・庄内幸町図書館、労働会館、庄内 保健センター、庄内介護予防センター(民間運営)の機能を集約
・子育て支援、就労・生活困窮者支援、市民活動・NPO活動支援の機能を配置
・教育環境の向上や福祉事業の充実などを図るため、(仮称)北校など同地域の学校や公共施設に、 コラボセンターで実施する事業のサテライト機能を設置し機能連携

【(仮称)北校の計画概要】
・豊中市は小規模化が進む既存の 6小学校(庄内、庄内南、庄内 西、野田、島田、千成)と3中学校(第六、第七、第十)を再編し、施設一体型小中一貫校2校(仮称)北校・(仮称)南校を新たに設置する。 北校の基本設計・実施設計の委託料の補正予算が可決。2022年度の開校をめざす
・施設一体型小中一貫校は、9年間の義務教育課程を通じ、全ての教職員が一体感を持って子どもたちに関わり、特色ある教育活動を行うため、単一組織として、柔軟な学年段階の区切りの設定や、特色ある小中一貫教科の設定など、さまざまな工夫が可能となる「義務教育学校」 とする
◇計画概要
・対象となる学校:小学校3校(庄内、野田、島田)、中学校2校(第六中学校、第十中学校) 
・建設候補地:庄内小学校(庄内幸町4-29-2)
・南部コラボセンター候補地の第六中学校に隣接 
・開校予定:2022年度 
・学校規模:児童・生徒数1000人程度、各学年3~4クラス規模
=情報提供・豊中市(梶川伸)2017.11.02

更新日時 2017/11/02


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