豊中市が市内15カ所に「使い捨てライター回収箱」を設置
豊中市は1月11日、使い捨てライターを安全に回収するため、市役所をはじめとする市内15カ所の公共施設に、ガスが残っているものも廃棄できる「使い捨てライター回収容器」を設置した。
ライターの国内流通量は年間約6億個。使い捨てライターによる子どもの事故が多発していることから、経済産業省は平成22年12月、子どもが容易に点火できる使い捨てライターなどの製品の販売禁止を決定した。今後、ガスが残る従来のライターが多量に廃棄されることが予想されことから、豊中市では昨年から回収容器の設置を検討してきた。
使い捨てライターを処分するには、ガスを抜いて不燃ごみとして出すか、収集担当者に直接渡すのが基本だが、豊中市では今後、使い捨てライター回収容器の設置場所を増やし、回収容器にたまったライターのガスを市職員が抜いて処分するという。豊中市減量推進課では「ガスが残っているライターを不燃ごみとして出すと、収集車両の火災原因ともなり危険。不要となったライターは回収箱に入れてほしい」と話している。=情報提供・豊中市(早川方子)
更新日時 2011/01/11