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豊能地区3市2町と関係機関が大規模な合同防災訓練を実施

災害対策本部会議で想定された市内の被害状況を報告する市職員

 豊中市立豊島体育館(服部西町4)で11月18日、豊中市、箕面市、池田市、豊
能町、能勢町の3市2町や大阪府、警察署、陸上自衛隊、北大阪急行電鉄、大阪高速鉄道など26機関、約350人が参加し、大規模な地震被害を想定した合同防災訓練が行われた。避難所の開設状況や安否確認情報、救援物資の提供状況の確認など、本番さながらの図上シミュレーション訓練に取り組んだ。
 豊能地区3市2町の合同防災訓練は、2001年から行われており、今年で15回目。2006年からは、関係機関との連携を向上させるため、地震災害発生初動期における災害対策本部の設置や状況確認など、大規模な地震を想定した訓練を実施。災害対策活動上の問題点や課題を把握するとともに、各部署や関係機関とのスムーズな連携、協力体制の確認などをすることを目的としている。
 この日は「大阪北部で震度6強の直下型地震が発生し、3市2町で甚大な被害が発生。余震が続く状況の中、発災後1週間が経過した」という想定で訓練がスタートした。各市町の被害状況は熊本地震を参考にした。職員らは、カードや口頭で付与される被害状況や市民からの問い合せなど、関係機関との情報共有やさまざま な情報に対して適切かつ迅速に判断・対応する訓練に取り組んだ。淺利敬一郎・豊中市長は「災害発生後、避難所生活を送られる人が多くなることも想定されます。市民の皆さんの安心安全を確保できるよう、訓練したことを今後の防災対策に役立てていきたい」と話した。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.11.20

更新日時 2016/11/20


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