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倒れた客に胸骨圧迫 「たこ湯」経営者、濱岡佳子さんに感謝状

表彰状を受ける濱岡さん

 豊中市南消防署は12月7日、人命救助に尽力したとして、豊中市曽根東町6丁目の公衆浴場「たこ湯」の経営者、濱岡佳子さんを表彰し、感謝状を手渡した。濱岡さんは今年8月30日、たこ湯2階の自宅にいたところ、「浴場内で男性が倒れている」と従業員から通報を受け、浴場内へ駆けつけた。男性を確認すると、意識・呼吸がなく心臓も動いていない状態だったので、救急隊を要請しながら、脱衣場で気道の確保、胸骨圧迫を実施。男性は無事一命を取り止めた。濱岡さんは、消防署が実施している普通救命講習を5年ほど前から毎年受講し、胸骨圧迫などの心肺蘇生法を学んでいた。

 救助された男性はたこ湯の常連客。搬送された済生会千里病院千里救命救急センターの集中治療室で意識が回復し、10月27日に後遺症もなく無事に退院した。現在も男性は、元気にたこ湯に通っているという。

 濱岡さんは、「消防署が実施している普通救命講習を毎年受講していたことが生かされました。助けることができて本当によかったです」と話していた。=情報提供・豊中市(早川方子)

更新日時 2010/12/07


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