リオデジャネイロ・パラリンピック競泳3位の津川拓也 さんに豊中かがやき大賞
豊中市は10月18日、市内の事業所に勤め、リオデジャネイロ・パラリンピックの競泳男子100メートル背泳ぎで3位になった津川拓也さんに豊中かがやき大賞を贈呈した市役所を訪問した津川さんは銅メダルを見せながら「スタートとターンがうまく決まり、メダルをとることができました」と、淺利敬一郎市長に喜びを語った。
津川さんは、知的障害者による100メートル背泳ぎに出場。予選を1分3秒49で泳いで2位でなり、決勝に進出した。決勝では、予選の記録を0秒07上回る1分3秒42の記録で泳ぎ銅メダルを獲得した。200メートル個人メドレーにも出場し、5位に入賞した。
津川さんは知的障害と自閉症がある。近所のスイミングスクールに3年間通い、スイミングスクールの選手コースに入ることができるほど上達し、タイムが伸びた。現在はANAウィングフェローズ・ヴイ王子大阪ドキュメントセンター(箕輪)に勤務。飛行機の整備
記録などをデータ化する業務に粘り強く取り組む経験が、練習で何度も繰り返しのトレーニングを重ねて身体にその感覚を覚え込ませることに役立っていると、母親の智江さんは語る。
津川さんは今後の目標について「4年後の東京・パラリンピックではさらに自己記録を更新して、メダルがとれるようがんばります」と力強く話した。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.10.19
更新日時 2016/10/19