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救急救命の訓練などで使用する資器材を提供している小林正利さんに感謝状

小林さんと、寄贈されたタブレット端末を使って心電図の波形を記す局員

 豊中市は10月4日、救急隊の訓練などで使用する資器材を2007年から5度にわたり市消防局に寄贈した小林正利さん(新千里東町)に感謝状を贈呈した。
 小林さんはこれまで、映像を使った救急救命講習を行うためのスクリーンや口から管を入れて気管に空気を送り込む訓練用の人形、救急活動で使用する電子血圧計を贈呈。今回は救急訓練を行う際のAED(自動体外式除細動器)の心電図の波形などを映し出す資器材などを贈った。
 小林さんは、今年95歳で亡くなった母キヨ子さんの「人のためになることをしよう」という考えに共感し、また自身も救急搬送された経験を持つことから、救急救命に関する資器材を市に寄贈することを始めた。毎回、消防局で実際の救急活動や救急訓練で活用できる資器材を選んでいる。アニメーション映像を使っての救命講習を行うためのスクリーンやプロジェクター、スピーカーも寄贈。市 内の小学5、6年生を対象にした救命講習「ジュニア救命サポーター事業」などで活用している。
 2014年は、救急救命士が口から管を入れて直接肺へ空気を送り込むための人形を寄贈。2015年には、実際の救急活動に使用する電子血圧計を寄贈した。今年7月はAEDの処置によって心電図の波形を映し出す訓練用のタブレット端末や、集団訓練時に全員で傷病者の状況を把握できるプロジェクターを贈った。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.10.05

更新日時 2016/10/05


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