高校のアナウンス全国大会に出場した寺澤穂乃香さんが入賞を報告
高校の文化部のインターハイと呼ばれる第40回全国高校総合文化祭のアナウンス部門で、審査員特別賞を受賞した豊中高校(豊中市上野西)放送部の寺澤穂乃香さん(3年生)が8月31日、豊中市役所を訪れ、淺利敬一郎市長に喜びの報告をした。寺澤さんは豊中市が高校野球発祥の地であることをテーマに選んで発表し、「受賞もうれしいが、豊中について全国でPRできたことがなおうれしい」と話した。
大会は、高校の文化部に所属する生徒が各都道府県を代表して集まり、演劇や音楽の舞台発表、美術作品の展示などを行う。寺澤さんは8月2日、3日に広島市で行われた放送部門のアナウンス部門に大阪代表として出場した。今年の発表テーマは「継承」で、学校の所在する都道府県内の郷土の話題を1分30秒以内で発表した。
寺澤さんは「高校野球発祥の地豊中」と題し、高校野球メモリアルパーク(玉井町)の写真などをスライドで投影しながら、101年前の大正4(1915)年に夏の高校野球の全国大会が豊中市にあった球場で始まったことや、現在でも大会前になると勝利を祈願する選手たちがメモリアルパークを訪れること、メモリアルパークのリニューアルを進めていることなど、高校野球発祥の地としての歴史、文化が豊中の人たちによって継承されていることを伝えた。
寺澤さんはこれまでにも、2016年の第63回NHK全国放送コンテ トアナウンス部門で入賞しており、市成人式や夏の高校野球の大阪大会の開会式・閉会式の司会も務めた。総合文化祭では「原稿を作成するために市の職員やメモリアルパークに関わる市民の皆さんに取材をして、高校野球の歴史や奥深さを感じた。大変勉強になった」と話した。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.08.31
更新日時 2016/08/31