豊中市が地域包括支援センターの分室7カ所を開設
豊中市は高齢者の総合的な支援をより身近な場所で相談できる窓口を増やすため7月1日、地域包括支援センターの分室7カ所を開設した。
開設したのは▽柴原地域包括支援センター蛍池分室(蛍池中町)▽少路地域包括支援センター北緑丘分室(北緑丘)▽千里地域包括支援センター南丘分室(新千里南町)▽中央地域包括支援センター熊野田分室(中桜塚)▽緑地地域包括支援センター高川分室(豊南町東)▽服部地域包括支援センター原田分室(原田元町)▽庄内地域包括支援センター幸町分室(庄内幸町)。相談日時は各分室により異なる。問い合せは豊中市役所高齢者支援課06-6858-2866。
市は2006年に、高齢者やその家族の地域での相談場所とするため、5~7小学校区を1つのブロックとして各1カ所の合計7か所に地域包括支援センターを設置した。センターの業務は社会福祉法人や一般財団法人などに委託。保健師または看護師、社会福祉士、主任ケアマネジャーが配置されている。介護保険や成年後見制度など高齢者に関わるさまざまな相談、介護予防ケアプランの作成を行っている。
また、来所や電話での相談だけでなく自宅への訪問相談を積極的に実施。このほか、介護予防や認知症予防など高齢者の在宅生活を支援する「地域教室」も月1回程度開催している。
高齢者から「もう少し近くに施設があれば利用しやすい」「地域包括支援センターの役割を教えてほしい」といった意見が多数寄せられた。このことを受け、より身近な場所に相談窓口を開設することにし、センターの機能や取り組み内容をより多くの人に知ってもらおうと分室を開設した。センター分室は、センターを支援するため各ブロックに1カ所ずつとした。高齢者支援課は「分室は地域包括支援センターと同じ役割を持つ施設。困ったときは気軽にまずは相談してほしい」利用を呼び掛けている。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.07.06
更新日時 2016/07/06