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山田洋次監督に豊中市名誉市民称号

 豊中市議会は6月1日、映画監督・脚本家の山田洋次さんに豊中市名誉市民称号を贈呈すること議決した。
 山田さんは豊中市に生まれ、2歳で中国・東北部(旧満州)に渡るまで豊中市で過ごした。その生家は現存しており、映画「小さいおうち」の家のモデルにもなった。
 名誉市民称号は10月15日に行われる市制施行80周年記念式典で贈呈する予定。予算措置は、146万4000円(名誉市民章のメダルや顕彰事業=映画会費用)と、253万6000円(名誉市民専用ライブラリー費用)、
◇山田洋次監督から豊中市長へのメッセージ◇
 まずは、豊中市市制施行80周年おめでとうございます。この記念の年に、名誉市民となることに感謝いたします。
 ぼくは昭和6年の生まれで、生家が、豊中市に残っていると開き、2年前、訪れることができました。その家は昭和のはじめに父が設計して建てた、山小屋風で大きな赤い三角屋根のモダンな家です。その家屋が昔のままきれいに残されているのは奇跡のようでした。ぼくの「家族」の原風景はまちがいなく、ここにあります。
 その豊中で、市民の皆さんが「とよなか山田会」という応援団を発足し、ぼくを応援してくださることは、ぼくの映画づくりにとってとてもとても大きな力であります。生まれた町の名誉市民に選ばれるという光栄を励みにしてこれからも映画作りを続けなくては、と覚悟を新たにしております。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.06.02

更新日時 2016/06/02


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