災害支援ネットワークが募金活動
熊本地震を受け、豊中市内のボランティア団体などでつくる豊中市社協災害支援ネットワーク(事務局=豊中市社会福祉協議会、39団体)が4月18日、豊中市役所前と岡町・桜塚商店街で募金活動を行った。
ネットワークのメンバーが持つ募金箱に続々と募金が集まり、1時間で約25万円が寄せられた。募金は日本赤十字社大阪府支部豊中地区を通じて義援金として送られる。ネットワークは、今後、阪急豊中駅や服部天神駅など市内5駅において募金活動を実施予定。
豊中市は1995年に起きた阪神大震災では、府内で最大の被害を受けた。ネットワークは震災の教訓を生かし、緊急時における市民の協力体制を整備しようと設立された。東日本大震災の際には、阪急の9駅で募金活動を実施した。
今回は15日に協議会がネットワーク加盟団体に参加を呼びかけたところ、手話サーク
ルなどのボランティアや地元の桜塚、南桜塚校区福祉委員や民生児童委員が集結。市役所前や岡町・桜塚商店街で募金活動をした。募金は25万240円だった。募金した野々村さやかさんは、「熊本県の大学で6年間を過ごしたため、何かしたいと思っていた。今は個人的に物資を送るのは難しいので、豊中市社会福祉協議会のホームページを見て、少しでも協力したいと思って来ました」と話していた。
協議会は「少しでも被災地の力になりたいとの気持ちから、募金活動を行いました。短い時間でたくさんのご厚意をいただいた。今後とも息の長い支援を行っていきたい」と感謝していた。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.04.19
更新日時 2016/04/19