「とよなか子育て応援団」登録の店を紹介する冊子発行
豊中市は「とよなか子育て応援団」として登録した子育てに配慮したサービスを行う店舗のほか、子育て支援センターや保健センターなど子育て支援を行う施設などを紹介した冊子を発行した。
授乳スペースやおむつの交換台など、店舗ごとに利用できるサービスをアイコンで示しているとともに、親子で参加できるイベントを開催している施設や、母子手帳など出掛ける際に持っていると便利なグッズのチェックリストなども掲載している。冊子はA5判、フルカラー、36ページ、3万部発行。地域子育て支援センターやこども園、登録店舗などで順次配布する。
豊中市は子育て中の保護者が安心して外出できるように、授乳スペースや乳幼児の遊び場を提供するこども園や民間保育所などの施設を「赤ちゃんの駅」として開放するなど、子育て環境の整備に取り組んでいる。
2013年度に市が実施した「子育ち・子育て支援に関するニーズ等調査」では、、「小さな子どもとの食事に配慮された場所が少ない」「買い物などの合間に子どもを遊ばせる場所がない」と感じる人の割合が多いことが明らかになった。一方で、子育て世帯に配慮している店舗が多くあることから、市はそうした店舗を「とよなか子育て応援団」として登録、まち中での子育てをサポートしてもらう制度を開始した。
冊子は北東部や南部など4つの地域ごとに80店舗を掲載。作成にあたり、市は2015年度に市民参加のワークショップを4回開催。店舗で受けることができたらうれしいサービスを子育て中の人から聞き取り、「子連れで使える個 室や座敷がある」「ベビーカーで乗り入れしやすい」などの意見があったサービスを、分かりやすいアイコンで掲載。また、子育ての悩みに応じる子育て支援センターや子育て中の人を対象とした講座や講演会を開催している公民館なども一覧で紹介している。
豊中市こども政策課は「とよなか子育て応援団の店舗とともに、まち全体で子育てを応援していきたい。冊子を見て安心してお出掛けを楽しんでほしい」と話している。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.04.10
更新日時 2016/04/10