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ものづくり体験の工場見学会

参加者はさじの形作りの方法を教えてもらった

 オリジナル家具やインテリア雑貨をデザイン・製作する「grqf labo」(豊中市穂積2)で3月13日、市民がものづくりを体験できる工房見学会が開催された。
 主催したのは豊中市立中央公民館で、地域の事業所で学び体験することによってまちの新たな魅力の発見をしてもらおうと企画した。市民10人が参加し、家具工房見学とオリジナルの木のさじを制作した。参加した南田安紀さんは、「手作り家具を製作している工房があることを知り、住宅地が多いと思っていた地域の新たな一面を知ることができた。今日作ったさじは大切に使いきたい」と話していた。
grqf laboは家具、建築、製品、グラフィックのデザインなど暮らしにかかわる
ものづくりに取り組むgrqfのデザイン、制作部門で、2013年に豊中市に工房を移転した。
 見学会は初めに完成品や作業に使う道具を紹介。その後、好みの大きさの材料を選んだ後、職人さんの指導のもと、参加者はのみや金物などを使用して形を整え、やすりを使用し
て表面を滑らかにした。仕上げには保護するための植物油を塗り完成。参加者は
思い思いのさじを作り上げた。公民館は「これからも住民と独自の技術や知識を持った地域の事業者をつなぐイベントを開催し、地域住民による地域への誇りや魅力を醸成していきたい」と話した。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.03.18

更新日時 2016/03/18


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