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蓄音機鑑賞会 懐かしい音色にうっとり

手回し蓄音機を操作する川村輝夫さん

 池田市栄本町のラーメン店「美味処 嘉づ家」で7日、昔懐かしい蓄音機の鑑賞会が開かれた。店の奥に続く座敷に、1930年ごろの製作という手回し蓄音機が置かれ、エルビス・プレスリーやルイ・アームストロング、霧島昇などの名曲が、独特のノイズの入った音色を響かせた。

 鑑賞会で案内役を務めたのは、同市室町在住の川村輝夫さん(68)。10年前までラジオ局に勤め、現在は“ちこんき(蓄音機)ディレクター”として、関西を中心に鑑賞会などを開いている。蓄音機の魅力について「レコードのためを思えば、針も鉄ではなくダイヤモンドなどの方がいいのだろうが、一生懸命はかなげに回っている姿がいい」と語り、集まった約50人の観客も、その懐かしい音色に聞き入っていた。(礒野健一)

蓄音機

更新日時 2010/11/07


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