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日本民家集落博物館で文化財の消防訓練

日本民家集落博物館で行われた消防訓練」

 豊中北消防署は1月21日、豊中市服部緑地1、日本民家集落博物館(井藤徹館長)で
、文化財の消防訓練をした。文化財を火災や震災から守るため、所有者や管理者など関係者の防火・防災の意識を向上させることが狙いで、文化財防火デー(1月26日)を前に行った。
 日本民家集落博物館には国や大阪府の指定文化財となっている民家が全国から移築・復元されている。訓練では市消防局職員や消防団員、博物館職員ら約30人が初期消火や放水などの訓練に取り組んだ。
 国の重要文化財に指定されている「攝津能勢の民家」で災が発生したとの想定で訓練がスタート。民家横から上がった煙を目撃した職員が119番通報を呼び掛けた後、地上式消火栓にホースをつなぎ、別の職員とともに初期消火を開始。その後、消防団中豊島分のポンプ車1台とポンプ車1台が到着。竹やぶに向かって消防局り扱い訓練も行われた。
 市消防局は「日ごろの訓練を通して、火災予防の体制を築いておくことが大切。市民の皆さんや施設管理者らとこれからも防火・防災に努めていく」と話していた。訓練に参加した博物館職員の宮垣和子さんは「消火活動の際の消防隊との連携を確認することができました。日ごろから防火・防災の意識を持って、貴重な文化財を守っていきたい」と26日に、現存する世界最古の木造建造物である奈良の法隆寺で起きた火災をきっかけに、国が指定した。
豊中市内では1月28日まで原田神社(中桜塚1)など15カ所の寺院などで、消火訓練などを実施する予定。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.01.21

更新日時 2016/01/21


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