豊中の「ゆうなぎ」と「アクセス」に厚生労働大臣表彰
豊中市内で活動する手話サークル「ゆうなぎ」(眞柴津江会長、30人)と、ボランティアの普及啓発活動を行う「アクセス」(道願守男代表、10人)が、2015年度年度厚生労働大臣表彰に選ばれた。眞柴会長やアクセスの八木守さんらが12月10日、豊中市役所を訪れ、淺利敬一郎市長から表彰状を手渡された。
この表彰は1989年に創設され、福祉分野などのボランティア活動で顕著な功績を残している個人や団体に贈られる。
ゆうなぎ1982年に発足し、豊中市の手話サークルでは草分け的存在。メンバーの中には聴覚障害者も在籍し、情報共有や手話の技術を磨く勉強会を年間約40回開いている。また、小・中学校で、児童や生徒に手話や聴覚障害者との接し方について教えているほか、障害者団体の祭りでは手話通訳をしている。
アクセスは1998年に設し、すこやかプラザ(岡上の町2)にあるボランティアセンター「ぷらっと」のホームページを制作・開設した。ボランティアの募集や、活動上の悩みなどに応じる相談窓口のページや啓発イベントを紹介するページを作成し、更新を続けている。
市役所を訪れた眞柴会長は「聴覚障害者であるメンバーの助けがあったからこそ、これまで活動を続けることができました」と話していた。また、 八木さんは「表彰を受けたからといって、変わらずこれからもボランティアの普及啓発に努めていきたい」と語った。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.12.12
更新日時 2015/12/12