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豊中市立第七中学校の生徒が職場体験で椅子づくり

第七中の生徒の椅子づくり

 豊中市立第七中学校(庄内栄町5、林直人校長、351人)の生徒3人が10月28日から3日間、ハウステック家納(庄内幸町4、家納幸善代表)で職場体験をし、木製の2人掛けの椅子(横120センチ、高さ85センチ、奥行き45センチ)を製作した。椅子は、校内のエレベーター前スペースに設置し、生徒や教員の交流の場づくりに活用される。
 
写真1:従業員に電動ドライバーの使い方を教えてもらう生徒
写真2:組み立てた椅子の出来栄えを確認する生徒たち
写真3:熱心な表情で電動ドライバーで木ねじを打ち込む生徒
では、生徒から「校内に、落ち着いて話しができて、ホッとする場所がほしい」という要望がこれまで多数あった。その要望を聞い学校側は、ストレスを抱えている生徒の悩みを聞いたり、生徒同士が交流したりする場をエレベーター前スペースに設け、椅子を設置できないかと考え、職場体験の受け入れ先であるハウステック家納に相談、。同事業所の従業員が同校の意向を聞き、今回の職場体験での椅子となった。
 職場体験最終日の30日は、午前9時から体験がスタート。2日間かけて作った椅子に、最後の工程として、電動ドライバーで木ねじを打ち込んで背もたれを取り付けたり、電動ヤスリで表面を滑らかに削ったりした。仕上げにこげ茶色の塗料をはけで塗り、布で拭いて午後3時に完成。その後、学校へ運びエレベーター前のスペースに設置した。
椅子を作り上げた生徒は「私たちの作った椅子が、学校で使われることはすごくうれしい。大切に使ってもらえればうれしい」と話していた。
 ハウステック家納は、住宅の新築や増改築、修繕、内装工事などを行っている。15年前から市立中学校の職場体験を受け入れている。また、さまざまな職種の人に仕事内容や体験談を聞く第七中学校の授業に、ゲストティーチャーとして招かれている。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.10.31

更新日時 2015/10/31


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