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小学生の作文を豊中市総合計画に反映

応募作品を見ながら様々な意見を確認する参加者

 豊中中市は2018年度からスタートする新たな総合計画などを策定するにあたり、子どもたちの夢や思いをのせた未来のとよなかの姿を描くため、小学生から募集した作文を反映させる。
 作文は2015年8月に、市内の小学4年生から6年生までの児童を対象に、「10年後のなりたい姿やまちがこうあってほしいなどの思い」について募集をし た。37小学校の児童から807点の応募があった。これらの作文は、2018年度からの第4次豊中市総合計画と豊中市都市計画マスタープランに生かすため、10月28日からの市民ワークショップ(進行役:大阪大学大学院法学研究科・砂原庸介准教授)の資料として活用されている。
作文では、まちの将来について、平和なまちや安全に暮らせるまち・安心して暮らせるまち、きれいなまちという回答が多かった。ほかにも住みたいと思われるまちや、夢を追いかけることのできる環境があるまちなど、多様な回答が寄せられた。
 市民ワークショップは、10年後の豊中の将来像についての意見交換を行うもので、全
6回開催。第1回目が28日、蛍池公民館で行われた。市民4人と砂原准教授のゼミ生4人が参加。初めに市職員から社会環境の変化と同市の現状・課題などについて説明が行われ、続いて子どもたちの作文も資料として活用しながら、まちの将来についてグループワークを実施した。
 参加らは、子どものなりたい職業など作文を見て感じたことや、参考にしたいことなど意見を出し合いながら「住んでみたいまち」のイメージ案を作成。この案が市民ワークショップとしての、豊中の将来像案となり、新たに策定される総合計画に反映される。市企画調整課は「子どもたちの夢や思いが詰まった作文を市民ワークショップで生かし、豊中の将来像の案をつくり上げ、総合計画に反映していきたい」と話した。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.10.29


第4次豊中市総合計画

更新日時 2015/10/29


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