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女子プロボクサー・秋田屋まさえさんも加わり特殊詐欺被害防止キャンペーン

:「還付金詐欺をノックアウト」という参加者らの掛け声とともに、風船

 豊中南警察署(田中武志署長)と豊中南防犯協議会(川田茂樹会長)は、全国地域安全運動期間(10月11日~20日)中の10月14日、豊中市在住の女子プロボクサー・秋田屋まさえさんさんを招き、豊中市野田町、野田中央公園で「特殊詐欺被害防止キャンペーン」を開催した。約200人の参加者を前に、秋田屋さんは「還付金詐欺をノックアウト」と特殊詐欺の防止を呼び掛けた、署員が寸劇を交えた防犯指導を行った。
 このキャンペーンは、特殊詐欺の被害や、子どもや女性を対象にした犯罪の被害を防止し、安全で平穏なまちの実現をめざして、豊中南警察署が市民や事業者でつくる豊中南防犯協議会と協力し実施している。豊中市の特殊詐欺被害の件数は、大阪府内では大阪市に次いで2番目に多く、2015年1月から8月までの被害の件数は65件(昨年同期は13件)。息子や孫になりすますオレオレ詐欺や、市職員をかたる還付金詐欺のほか、「老人ホームの入居の権利が当たったので、早急に入居が必要な人に入居権を提供するため、あなたの名義を貸してほしい」といった架空の話を持ち掛ける手口も発生。名義を貸すと後日弁護士から違法性を指摘され、対応するために金銭を要求される。
 この日のキャンペーンでは、秋田屋さんがミット打ちを披露。署員が高齢者や犯人、警察官役となり寸劇を開始。市役所か還付金があると電話を受けた高齢者が、ATMで現金を振り込むまでの過程を解説しながら紹介した。寸劇には秋田屋さんも協力し、場面ごとで被害防止を呼び掛けるパネルを掲げたほか、最後に還付金詐欺をノックアウトするという思いを込め、還付金詐欺と書かれた大きな風船を叩き割った。
 豊中南署は「豊中市では還付金詐欺が特に増えているので、手口を知ることで被
害に遭わないようにしてもらいたい」と話していた。
写真1:寸劇の途中では、秋田屋さんが「だまされないで!ATMでの返金はありま
せん!」などのパネルを持ってPR
写真2:「還付金詐欺をノックアウト」という参加者らの掛け声とともに、風船
を叩き割る秋田屋さん

更新日時 2015/10/14


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