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JICAでタイに派遣される堤純紀さんが豊中市長に報告

淺利市長に出発を報告した堤さん

 国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊としてタイへ派遣され、ペッチャブリー県のサイエンスハイスクールペッチャブリー校でコンピューターの技術指導を行う堤純紀さん(豊中市曽根東町)が9月24日、豊中市役所を訪れ、淺利敬一郎市長に出発の報告をした。堤さんは「現地の教員と協力して専門知識や技術を伝え、人材育成につなげるとともに、東南アジアの文化を学び、日本の文化を伝えたい」と話していた。
堤さんが派遣されるタイには、理科・数学に重点を置いたカリキュラムで将来有望な科学技術系人材の育成をめざす男女共学・全寮制の中高一貫校が12校ある。これらの学校は人材育成の一環として、日本で先進的な理数教育の実施や創造性、独創性を高める指導などを行っている府立豊中高等学校(豊中市上野西)など全国のスーパーサイエンスハイスクールと姉妹校の締結を結び交流を行うなど、日本ともつながりが深い。ペッチャブリー校は、日本との協力を通じタイの未来を担う人材の育成も期待している。
堤さんはソフトウエアエンジニアとして電機メーカーに4年間勤務。専門知識を生かして、コンピューターに関する授業の実施や改善、プログラミング授業の指導を行う。また、派遣期間後も授業が継続できることを目標の1つとして、同僚の教員に対しても知識を伝える予定だ。堤さんは9月29日に現地へ出発し、2年間の任務に就く。=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.09.25

国際協力機構

更新日時 2015/09/25