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豊中市の市有施設の屋根に取り付けた太陽光発電システムが稼働

中部事業所に設置された太陽光発電システム

 豊中市は、市有施設の屋根を有償で貸し出して太陽光発電を実施する第1号として7月31日、ごみ収集や街の美化の事業を行う中部事業所(走井2)のシステムを稼働させた。
 太陽光発電システム設置事業者は、株式会社ライジングコーポレーション(池田市、大
都英俊代表)。この日は発電監視モニターの点灯式が行われ、市環境政策課の澤坂嘉一課長は「省エネ・創エネを推進するまちとして、太陽光発電システムの導入により温室ガスを少しでも削減できればうれしい」と述べた。
 事業所の北側、南側および東側車庫棟や倉庫棟の屋根の計4カ所に太陽光パネル(縦約1メートル、横約1.5メートル)計682枚が並べられた。発電規模は180.73キロワット。また施設内の、ディスプレーに発電状況が表示される発電監視モニターや屋根上に設置した実物大の太陽光パネルなどを設置し、環境学習のツールとして使用する。市有施設の貸し出し期間は20年間。
 市はこの施設のほかにも、市立桜井谷東小学校(桜の町7丁目)、市立緑地小学校(城山町4)、新田配水場(上新田4)、柿ノ木配水場(新千里北町2)の4施設の太陽光発電システムを8月中に順次稼働させる。計5施設の発電規模は789.1キロワットで、1年間の発電量は76万キロワット時を見込み、約200世帯の電気を賄うと試算している。=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.08.01

更新日時 2015/08/01


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