歴史民俗資料館特別展 「古墳時代の猪名川流域~猪名川流域に投影された畿内政権の動静~」 10月16日~12月5日開催
池田市の歴史民俗資料館(五月丘1、田中晋作館長)で10月16日(土)から特別展「古墳時代の猪名川流域~猪名川流域に投影された畿内政権の動静~」が始まる。古墳時代前期~後期の甲ちゅうや装飾された馬具など古墳副葬品から当時の猪名川流域の諸勢力と畿内政権の社会的関係を紹介している。12月5日(日)まで。
展示は、古墳時代中期(5世紀)の王権の中枢を担った百舌鳥・古市古墳群と密接な関わりがあった御獅子塚(おししづか)古墳から出土した三角板革綴短甲(さんかくばんかわとじたんこう、豊中市教育委員会所蔵)のほか、古墳時代後期(6世紀)に新たに王権を掌握した継体天皇との関わりが想定される園田大塚山古墳から出土した二葉文楕円形杏葉(にようもんだえんけいぎょうよう、装飾された馬具、京都大学総合博物館所蔵)など179点。
田中館長は「猪名川流域の諸勢力の盛衰が、当時の畿内政権の動きを反映したものであることがわかっていただけると思います。ぜひ一度足を運んでみてください」と話している。開館時間は午前10時~午後6時。月、火曜と11月24日(水)は休館。入場無料。問い合わせは歴史民俗資料館072-751-3019。
(進藤郁美)
更新日時 2010/10/15