花と緑のネットワークが豊中市に100万円寄付
NPO法人花と緑のネットワーク(高島邦子理事長、31人)は、豊中生まれのたい肥「豊肥(とよっぴー)」を製造する機械の更新費用として、豊中市に100万円を寄付した。淺利敬一郎豊中市長は感謝状を贈呈した。
ネットワークは有機性資源を活用し、地域から資源循環の仕組みをつくる活動を進めている。家庭の台所から出る生ごみを燃やさないで資源として再利用しようと、生ごみのたい肥化の講習会を無料で開催したり、「豊肥」の頒布活用事業を展開したりしている
豊肥は、学校給食の調理くずや公園の街路樹などの剪(せん)定枝を発酵・熟成させて作られる。ネットワークは花壇や菜園の土づくりに豊肥を使ってもらおうと、市立小・中学校に無料配布したり、食育の一環としてたい肥を使った土壌での農業の体験学習を行ったりするなど、資源循環の仕組みをつくる活動を進めている。また、月2回緑と食品のリサイクルプラザ(原田中2)で10キロ200円で販売している。
豊肥を製造する機械は、2002年から稼働して老朽化が進んでいる。市は2015年度中に、操作性が簡易なものに更新する予定。高島理事長は「豊肥を製造する機械を更新することで、さらに豊肥を利用する人が増え、生ごみのたい肥化など資源循環の活動が活発になればうれしい」と話している。=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.04.26
更新日時 2015/04/26