豊中九中で市議選の投票箱を使って生徒会役員選挙
豊中市新千里南町1、市立第九中学校(高橋孝子校長)で3月18日、市議会議員選挙などの記載台や投票箱を使って生徒会役員選挙が行われた。実際の選挙で立会人経験のある市民も立会人役として出席した。
九中は生徒会長や副会長、会計、男子書記、女子書記の5役職(各定数1)を全生徒による選挙で選出している。今回の生徒会役員選挙は、2月25日に告示、3月10日に立候補者受付を締め切った。任会長と会計に2人、ほかの役職には1人ずつが立候補した。期は4月から6月までの6か月間。
選挙は1年生と2年生による選挙管理委員会が約1か月をかけて準備してきた。本物の選挙用品を使うことで選挙に緊張感を持ってもらい、あわせて選挙の仕組みや選挙権の大切さを学んでもらおうと、豊中市選挙管理委員会の協力で企画した。
の日は朝のホームルームで選挙公報を配布。すべてのクラスで担任の教諭が、投票は責任を持って行うものであることや、立候補者の思いをきちんと受け止めて投票することを伝え、公報を読む時間を設定した。午後1時には体育館で4台の記載台と14個の投票箱が並べられ、立候補者が生徒会活動への意気込みを述べ、応援演説へと続いた。演説会が終わると、生徒は選挙管理委員会の生徒から氏名の確認を受けた後、1人ずつに投票用紙を受け取り、記載台で意中の人をを書いた後、立会人2が見守るなかで投票した。
波多野陸人さんは、「本物の記載台で投票用紙を記入したら、少し大人に近づいた感じがしました。選挙権を得たら必ず投票に行きます」と話した。尾川蒔乃さんは、「選挙のイメージが沸いたので、投票に行くのが楽しみです」と笑顔で話した。=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.03.19
更新日時 2015/03/19