人命救助に協力したMGCフィルシートの3人に感謝状
豊中市南防署(下村義和署長)は1月28日、MGCフィルシート大阪工場(神洲町)で倒れた男性(埼玉県三郷市)に心肺蘇生法を行い、人命救助に協力したとして、同会社に勤務する山本英司さん(和泉市)と内藤丈博さん(千葉県流山市)、三田大輔さん(三重県四日市市)の3人に感謝状を贈った。
2014年10月18日、男性は社内バスケットボール大会中に突然倒れた。山本さんはすぐさま駆けつけ、119番通報を指示するとともに、AED(自動体外式除細動器)を現場に持参。男性が意識、呼吸ともにない状態だったため、その場に居合わせた内藤さんに胸骨圧迫による心臓マッサージを、三田さんにAEDの装着を指示。3人は救急隊が到着するまでの間、救命活動を続けた。その後、素早い救命活動と救急隊や病院との連携が功を奏し、男性は一命を取りとめ、後遺症もなく11月25日に、社会復帰を果たした。
同社は防災協力事業所としての登録があり、積極的に心肺蘇生法やAEDの使用についての講習を定期的に実施。このことが今回の救命につながった。山本さんは「当時はとにかく必死で無我夢中で良く覚えていません。しかし救命講習のかいもあって助けられて本当に良かったです」と話していた。=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.01.28
更新日時 2015/01/29