豊中市と大阪大学が若年層の選挙参加へ向けて連携
豊中市と大阪大学は若年層の投票率向上のため、2015年4月に実施される統一地方選挙の大阪府議会議員選挙から、阪大豊中キャンパス(豊中市待兼山町)内の大学施設に期日前投票所を設置する。大学内への期日前投票所の設置は松山市などでは行われているが、府内では初めて。
また、1月12日の成人の日には、豊中市の成人式を初めて阪大で開催し、新成人を対象に啓発物品を配布する。市選挙管理委員会は「学生の有権者に選挙参加のきっかけを作ることにより、若者の投票率の向上に繋げていきたい」と話している。
全国的に投票率が低下しており、特に若年層の投票率が低いことや、2014年4月の市長及び市議会議員補欠選挙の投票率が過去最低の16.48%だったことから、包括協定を結んでいる阪大と連携し、投票率の向上を目指すこととなった。包括協定は2007年に文化、教育、環境、産業、まちづくり、国際交流などさまざまな分野にわたる連携協力を進めるために締結を行った。
期日前投票所の豊中キャンパス内への設置は、4月の統一地方選挙から始め、以降も国政選挙、大阪府知事選挙、大阪府議会議員選挙、豊中市長選挙、豊中市議会議員選挙の際に行われる。4月に開催される大阪府議会議員選挙では8日と9日、豊中市議会議員選挙では22日と23日のいずれも正午から午後7時まで設置される。また、市外在住者の不在者投票もあわせて受け付けることにより、下宿している学生の選挙参加の機会につなげていく。=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.01.10
更新日時 2015/01/10