豊中の田中螢柳さんがエッセイ集「古都暮色」を出版
地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」で「マチゴト川柳」の選者を務めた田中螢柳さん(豊中市蛍池中町)が、エッセイ集「古都暮色」(知恵の和書房、2000円)を出版した。
田中さんは1956年、岸本水府選のよみうり川柳に投句し、58年には水府選の「番傘」にも投句し、川柳の道に本格的に踏み込んでいった。番傘みどり川柳会同人、番傘川柳本社幹事同人で、豊中市蛍池延寿会川柳講師、豊中市川柳会会長も務めている。これまでに川柳句集「道修町」、川柳・エッセイ集「修二会椿」、川柳作家全集「田中螢柳句集」を出版している。
「古都暮色」は、番傘、若草川柳会、折鶴川柳会、みどりに書いたエッセイをまとめた。2014年の初め、半月ほど入院した際、「“終活”の1つとして、思い立った」という。あとがきには、奈良の黄昏(たそがれ)どきが好きなこと、77歳の喜寿となり人生の黄昏を迎えたことが題名に結びついたと、書いている。
内容は10章に分けてある。「古都逍遥(しょうよう)」「旅愁」といった古都や旅をテーマにした章のほか、演劇・映画・音楽を書いた「天井桟敷(さじき)」、美術館や展覧会を扱った「画廊」、本・読書に関する「書架」、社会・世相・流行を取り上げた「行雲流水」などに分かれている。
田中螢柳さんへの連絡は電話06-6853-0470。(梶川伸)2014.10.13
※地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」は2014年3月で休刊しました。そのウェブ版「マチゴト豊中・池田ニュース」は継続しています。http://machigoto.jp/
※マチゴト川柳の入選句は、マチゴト豊中・池田ニュースの「特集&マチの便利帳」の中の「マチゴト川柳」でご覧いただけます。http://machigoto.jp/special/category/?id=45&type=series @m_toyonakaikeda
更新日時 2014/10/13