「一歩の会」が発達障害当事者や家族の言葉を冊子し
豊中市発達障害者の家族の会「一歩の会」(村山耕一会長)は発達障害への正しい理解を広げようと、当事者の言葉や家族のエピソードをまとめた冊子(A4版、カラー20ページ)を発行した。会の事務局である豊中市社会福祉協議会(06-6848-1279)で無料配布する。
一歩の会は、市社会福祉協議会で行われた家族交流会の参加者が発起人とな、2012年に発足した。「もっと情報交換や励まし合いをしたい」と、会は発達障害者の療養・教育・就労などの情報交換、居場所作りや発達障害への理解を進める活動をしている。
冊子は、コミュニケーションや対人関係をつくるのが苦手といった発達障害の特徴なども解説。また、4コマ漫画で当事者の思いを描いている。「コミュニケーションのつなぎ役になる人がいれば、発達障害のある人はもっと社会参加できてその人の能力を発揮できる。冊子で当事者の声を届けることで、あたたかいまなざしを持つ人を増やしたい」と社会福祉協議会は話している。
一歩の会は、毎月第1火曜日午後1時半から、すこやかプラザ(岡上の町)で定例会を開催している。今後は、発達障害者のいる家族が支え合い仲間に出会える場づくりを、乳幼児など他の世代にも広げていく。=情報提供・豊中市(梶川伸)2014.07.28
更新日時 2014/07/28