沖縄市消防の職員が豊中市消防本部を視察
豊中市消防本部(井ノ本消防長)を7月1日、沖縄市消防本部の職員3人が視察に訪れた。豊中市と沖縄市は兄弟都市で、今回の視察は沖縄市消防本部で2015年に構築を予定している高機能消防指令センターの先行事例を学ぶことが目的。
高機能消防指令センターは、119番通報の受信から現場到着までの時間を大幅に短縮し、災害発生から活動終了までを一元的に管理する。豊中市は2013年、指令管制室に救急救命士で構成する「119救命サポートチーム」を発足させ、119番通報の内容から情報を的確に判断し、救急隊が到着するまでの間、通報者や現場に居合わせた人に適切な救命手当を実施してもらう体制を構築している。また、小学校5年生または6年生を対象に、簡易キットを使用して、応急手当の重要性が学べる「ジュニア救命サポーター事業」を実施している。
沖縄市の一行は、指令情報課職員の勤務体制や、119救命サポートチームの運用などについて説明を受けた。また、救急救命課職員からも、ジュニア救命サポーター事業の実施体制についても取組み状況を聞いた。沖縄市消防本部警備課の名嘉雅之さんは「これほど多くの講習会を実施しているとは驚いた。小学生向けの講習で使用しているキットはぜひ参考にしたい」と話した。=情報提供・豊中市(梶川伸2014.07.03
更新日時 2014/07/03