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豊中市庄内公民館で、地元育ちの石川さんが島唄演奏会

庄内公民館のロビーで開かれた石川さんの演奏会

 豊中市庄内公民館(三和町)で6月30日、地域で育った島唄演奏者・石川陽子さん(沖縄県在住)の沖縄コンサートが開催された。石川さんの母が手話のボランティアグループの一員として公民館で活動していることが縁で、2012年から演奏会を開いていて、今回が3回目。石川さんは「安里屋ユンタ」や「十九の春」などの沖縄民謡を披露した。
石川さんは小学校から高校まで豊中市に住んでいた。三線に出会ったのは、庄内地域で祖母が経営する沖縄料理屋の手伝いをしていた高校生時代。当時は沖縄料理屋が珍しかったため沖縄出身者が毎日訪れ、三線の演奏に合わせて歌や踊りで大いに盛り上がったという。三線に興味を持った石川さんは独学で唄や演奏を学び、23歳のときに本格的に三線を学ぶため沖縄に移住した。現在は若手島唄演奏者として週4回、民謡酒場などの演奏で活動しながら、祖母の沖縄料理屋の沖縄支店を営んでいる。
 演奏会の会場は公民館のロビーで、約130人が聞き入った。石川さんは「歌い手だけでなく、聞く人も全員で楽しむのが沖縄の音楽」と、手拍子や踊りをしてもらえるように、なじみのある曲を演奏。「あしびな」では来場者が「はーいーや」と合いの手を入れたほか、「花~すべての人に心の花を~」を三線とギターに合わせて全員で歌った。=情報提供・豊中市(梶川伸)2014.07.02

石川陽子 庄内公民館

更新日時 2014/07/02


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