沖縄市から豊中市に絵本「エイサーの輪」140冊
兄弟都市提携を結ぶ沖縄市から豊中市に、絵本「エイサーの輪」140冊が寄贈され、豊中市内の全市立小学校や幼稚園、保育所、図書館などに配布された。
A4版のフルカラーで、28ページ。エイサーの起源や形態を紹介するほか、沖縄市のエイサーキャラクターである「エイ坊」たちが登場し、エイサーを通して心の成長を学んでいく内容となっている。
絵本の寄贈は2013年度に続き2回目。豊中市文化芸術室は「今年は両市が兄弟都市提携40年を迎え、さまざまな関連事業を行う予定。エイサーなどの沖縄文化をこの機会に、1人でも多くの方に知ってほしい」と語る。
エイサーは、先祖の魂を慰めるために、旧盆の夜に地域内を踊りながら練り歩くもの。沖縄市はエイサー文化の継承や発展、「エイサーのメッカ」であることを確立することなどを目的に、2007年に「エイサーのまち」を宣言した。3月に絵本1000冊を発行し、好評だったため、兄弟都市・豊中市や姉妹都市に寄贈した。沖縄市文化観光課は「絵本を読んで、沖縄市やエイサーを身近に感じてほしい」と話している。=情報提供・豊中市(梶川伸)2014.06.23
更新日時 2014/06/23