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豊能地区小中学校教員の採用試験を阪急電車でPR

阪急電車の扉に張られた教員採用試験のPRステッカー

 豊能地区3市2町(豊中市、池田市、箕面市、豊能町、能勢町)は、2014年7月に、小中学校教員の採用選考試験を単独実施する。試験のPRのため、豊能地区教職員人事協議会は4月10日から1カ月間、阪急電車の扉にステッカー広告を張り出している。
 協議会は2012年4月に大阪府から教職員人事権の移譲を受けて、学校長などの管理職を含む教職員の採用や研修を実施してきた。教員の採用試験については、当初2年間は大阪府と合同で実施し、2014年度初めて地区が単独で行う。市町が単独で教員採用試験を実施するのは、政令指定都市を除く自治体として全国で初めてとなる。
 試験内容は、小学校教員には音楽・図工・外国語活動を選択する実技テストを実施するほか、小・中学校併願を可能とするなど独自の内容も盛り込む。試験を単独実施することで、より地域への愛着をもつ教員を増やしていくことが狙い。
 協議会はこれまでPR用のDVD作成や、約40大学に赴き、試験説明会を開催するなどしてきた。一方、過去2年間の採用選考試験合格者を分析したところ、豊能地区の教員志望者は同地区内居住者が多いことがわかった。このため、ステッカー広告を3500枚作成し、阪急電車の全線全車両の扉に張り、採用試験を知ってもらうことにした。教員を目指す受験者だけでなく、家族にアピールする狙いもある。
 協議会は「教員の志望者自体が少なくなっている今、豊能地区で教えたいという熱い思いを持った人材を呼び込みたい。ぜひ採用選考試験を受けてほしい」と呼びかけている。 試験では、小学校教員約80人、中学校教員約40人を採用する予定。出願期間は5月30日まで。=情報提供・豊中市(梶川伸)2014.04.13

豊能地区教職員人事協議会

更新日時 2014/04/12


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