豊中・みずほ園が水道メーターを金属とプラスチックに
障害者の就労機会と工賃を増やすため、障害者就労施設の市立みずほ園(島江町1、木塚和久園長)で、使用できなくなった水道メーターを金属とプラスチックに分ける作業を始めた。障害者の施設で実施するのは川崎市、横浜市、さいたま市、新潟市などで行われているが、西日本では初めて。
みずほ園は知的障害者が多数利用し、現在は27人が就労をめざして訓練を受けている。障害者就労施設は、就労に向けた実務作業と工賃の向上が大きな課題となっている。
一方、2013年4月に施行された障害者優先調達法で、役所や公営企業では障害者就労施設などから物品や役務(サービス)の調達を率先して行うこととなった。市は上下水道局はリサイクルの促進を目指しているため、みずほ園とうまく結びついた。
豊中市で使用期限を迎えるメーターは、年間1500個程度で、それらが作業の対象となる。分解作業の工賃は、ほかの工賃と比べて高く、「1月の工賃も1万円台は稼げそう」「増えた工賃の使い道をみんなで話している」など、みずほ園の利用者の期待は高い。=情報提供・豊中市(梶川伸)
更新日時 2014/03/12