池田市消防本部が合同訓練
池田市消防本部がNPO法人日本レスキュー協会(伊藤裕成理事長、兵庫県伊丹市下河原2―2―13)と合同で、同協会のがれき訓練施設を利用した訓練を2月27日に行った。合同で訓練を行うのは今回が初めて。
これは大規模地震災害時の連携活動を組織的に行うため、また消防隊員の救助技術と知識の向上を図ることを目的としている。同市消防本部が救助資機材の導入に際し、それを使った訓練を検討していたところ、同市と災害協力協定を結んでいる同協会所有のがれき施設に注目。また、同協会には地震などの自然災害による行方不明者を捜索・発見するために特別な訓練を受けた救助犬が所属していることから、救助犬との合同訓練を行おうと同市消防本部が申し入れた。
訓練では消防隊員16人が救助犬に関する説明などを同協会災害救助犬部門課長・岡武さんから受けた後、訓練を実施。地震により要救助者ががれきの下に埋もれているという想定で、救助犬2頭とともに検索を行い、要援助者を無事発見保護して終了した。
消防本部警防課長・源克己さんは「東日本大震災の教訓や今後起こりえる大地震に備えて、こういった合同訓練を行うことで、いざというときスムーズに連携し一人でも多くの命を救いたいです」と力強くコメント。また岡さんは「救助犬はあまり知られていません。こういう活動をきっかけにいろいろな人に知ってもらえれば。またこれから定期的に合同訓練していきたいですね」と話していた。=情報提供・池田市(進藤郁美)
更新日時 2014/03/01