映画「じんじん」 山田監督ゆかりの豊中で上映 11、15、17日
映画「湘南暴走族」や「七人のおたく」などで知られる山田大樹監督の最新作「じんじん」が、3月11日、15日、17日の3日間、豊中市内で上映される。山田監督は12歳から22歳まで豊中市ですごし、市立第五中学校、私立箕面自由学園高校に通ったことなどから、実行委員会方式で上映会が開かれる。
映画は、町を挙げて絵本の読み聞かせに取り組む北海道剣淵町を舞台に、人の優しさや親子のきずなを描いている。従来の配給会社による映画館での上映ではなく、地域で作った実行委員会の主催の「スローシネマ方式」で上映を行っている。
豊中市では2005年から市民と一緒に、本の貸し出しやおはなし会の情報をまとめた「とよなかこども読書マップ」の発行などに取り組んでいる。このため2014年1月、読書活動や文化活動、地域活動に取り組む11の市民団体とともに「映画『じんじん』上映豊中実行委員会」(事務局:豊中市教育委員会読書振興課)を組織して、今回の上映会の準備を進めた。
豊中での上映に山田監督は「絵本の読み聞かせというと、教育的な映画のイメージを持たれるかも知れませんが、説教臭さを取り除き、笑いをたくさん散りばめました。昔と異なり家族の形が様ざまな現代ですが、観ていただければきっと、家族や親子関係、きずなについて語りたくなると思います」と話している。
上映は▽3月11日(火)午前10時~、午後1時~、午後3時半~、午後6時半~、とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ(玉井町)▽15日(土)午前10時~、午後2時~、ローズ文化ホール(野田町)▽17日(月)午前10時~、午後2時~、午後6時半~、A&Hホール(新千里東町)。チケットは一般が1500円(前売り1000円)、小学生~高校生が800円(当日のみ)。前売り券は、市役所や市立図書館などで販売している。問合せは読書振興課(06-6858-2447)。=情報提供・豊中市(梶川伸)
更新日時 2014/03/06