このエントリーをはてなブックマークに追加

池田市の図書館で新システム「カーリルタッチ連携」運用

 池田市立図書館(五月丘1丁目10-12、桝野佳孝館長)、同館分館石橋プラザ(石橋2-1-1、東本正治館長)で2月1日、「カーリルタッチ連携」を使った新しいシステムを導入した。同システム導入は全国2番目、西日本初。
 「カーリルタッチ連携」とは横断的な情報検索システムで、本棚に設置してある猫のイラストとキーワードが描かれた約50枚のICタグ板にスマートフォンをタッチするとインターネットにつながり、図書館の蔵書システムにリンク、そのキーワードに関連する本の予約や貸出状況チェックができる。またウィキペディア(インターネット百科事典)や国立国会図書館のデータベースなどにもナビゲート、1つのキーワードからいろいろなウェブサービスで情報検索できる。
 池田市にちなんだ「小林一三」「インスタントラーメン」などのキーワードを用意しており、そこから阪急電車や日清食品などに関する本へ導く。今後もさまざまなウェブサービスと連携し、キーワード1つから図書館を便利に、また幅広く利用してもらうことを期待する。
同プラザ副館長の南多津子さんは「今回の新しいシステムでは、どうやったら利用者の方が本に興味を持ち、楽しめるかを考えました。タッチするだけという気軽さがあり、また他のサービスとの連携の可能性も広がるのがポイントです。カーリルタッチから、新しい図書館の役割・可能性は広がっていきますよ」と笑顔で答えた。
 システムを提供する株式会社富士通マーケティングとは5カ年契約。費用は約160万円(初期費用は107万円、維持・管理など月額8,900円)。問い合わせは図書館副館長・杉本晴美さん(072・751・2508)へ。=情報提供・池田市(進藤郁美)

更新日時 2014/02/10


関連地図情報